展示会に出展していますとお客様から製品改良のアドバイスを頂くことがあります。
おしゃべり電球は人口知能が入ってるわけではないので、会話は出来ません。一方的にメッセージを発するだけです。
実際、シーテック2018でも「会話できるように改良すべき」「いまどき、会話できないと意味ないよ」このような意見もちらほら頂きました。
ご意見はなんでも拝聴しますが私自身、このような意見に対してはかなり懐疑的です。
冷静に考えれば、電球に向かって話しかけるというのはヤバい症状です。何よりも機械と会話したいならばOKグーグルで充分です。これだけスマホが普及して、今日の天気は?とか近くの郵便局は?とい簡単な会話がどこでもできるにも拘わらず、なぜ電球に会話機能を持たせろと考えるのか不思議です。
それをいうなら電球がしゃべらなくて良いだろ、という元も子もない反論がありましたが「電球がしゃべる」には大きく2つの意味があります。
1.光る&しゃべるで注意を喚起しより耳を傾けてもらいやすい
2.設置がすこぶる簡単になる
通行人の年齢性別はもちろん、表情から感情を読み取ることが可能なセンサーやシステムは存在するのでこれと連携して、再生音声を変更することもできないことではなさそうです。
ならばオプションとして機能拡張の余地を残しておけばよいわけで基本はシンプルあるいはコストのかからない機能で進めたいと思うわけです。
アドバイスしてるように見せかけて実は自己の知識をひけらかしてるだけの人には要注意です。関わると時間の無駄です。
と言って昔の自分を振り返ると心当たりがあるわけです。「私は以前●●の社長にお会いしていまして、、、」なんとなく優越感をひけらかしてしまうようなことですね。
他人のふり見て我がふり直せ、です。
バンバンお客様来てるのにLED電球の仕組みについて語り始めた3流大学の先生、かなり迷惑でした。